インターネットのスピードとはどのように決まるのでしょう?


インターネットの回線やプロバイダを選んでいる時によく目にする「回線速度」の表記ですが、その単位であるMbpsを含め意味をご存知でしょうか。
そして、実際利用するにはどのくらいのスピードが必要なのでしょうか。
知っておくとお使いのインターネット環境がより快適になるポイントをご紹介します。

〇インターネットのスピードとは?

「上り」「下り」がある。
まず、回線速度やインターネットのスピードとは何を指すのでしょう?
表記には「上り」「下り」があり、
まず下りとはインターネットに接続し、そこから画像や文字、動画のデータを受信する速さのことで、Webサイトを閲覧する時や、音楽や動画をダウンロードする際に関わってきます
逆に上りとは、メールを送信する時や、自作動画をアップロードして公開するといった際に関係します
そして、Mbpsとはデータが送受信される速度の単位で、毎秒ごとにやり取りできるデータ量を示しているので、この数字が大きいほどデータが早く送られるということなのです。
このことから、回線のスピードとはそのままインターネットの利用の快適さに繋がっていることが分かります。

〇何故表記されているスピードとは違う?

インターネットスピードが表記とは違う理由は
プロバイダや回線の紹介で、最大何Mbpsという大きく書かれた文字をよく見かけます。
しかし、その近くには必ず利用環境によっては通信速度がこの通りではありません、と注意書きが書いてあることが多いでしょう。
これは、最大限理想的な環境で利用した場合、ということなのです。スピードは自宅内の機器やネットワーク環境、土地によって変わります。
例えば、大阪や京都、兵庫神戸に奈良といった各地方で同じ環境でもスピードが若干違う場合があり、
その地域での回線利用者の数が多いと、共有している回線部分が混み合い遅くなる場合があるからです。
しかし、それ以上に大きな速度低下の原因となるのは家庭内にある端末の処理速度によるものです。
つまり、自宅の建物までは高速で入ってきていても、Wi-Fiルータなどの機能が追い付かなければ端末で速度が落ちるということです。

〇快適に利用する為に必要なスピードとは?

主に自宅でパソコンを利用する際に、主な目的となるのはどのようなことですか?
Webサイトの閲覧、メールチェック、動画サイトの閲覧、対戦ゲームをする方もおられるでしょう。
この目的によって、必要とされるスピードは変わってきます
映画の閲覧や、即時性の求められるネットゲームを主な目的としない限りは一般的に10Mbpsあれば快適で、タイムラグを出したくないゲームや取引をされる方は理想として30Mbps必要と言われます。
高速なスピードを求められるのであれば、大阪や京都の他、兵庫神戸、奈良にお住まいでしたら最大1ギガといったハイスピード回線が用意されているプロバイダもありますので、
高速な環境が必要な方は検討してみてください。
また、現在すでにあるインターネット環境でスピードを改善したい場合は、ルータのスペックを確認してみましょう。
何年も前の機種をお使いでしたら、買い替えを検討するのもおすすめです。処理速度が上がれば、端末での体感速度が大きく違ってきます

〇インターネットのスピードを理解する為のまとめ

インターネット環境を利用する際に必ず目にする回線のスピードとは、一度にやり取りできるデータの容量を示しています。
数字が大きいほど速度が速く、より快適に利用できると言えるでしょう。
しかし、自宅内の無線ルータやパソコンの処理速度によって速度が大幅に下がることがありますので、古いルータをお使いでしたら交換するなどの手段で快適なスピードが出る場合があります。
このように回線のスピードとはどのようなものか知っておけば、快適なインターネット環境を作り上げられるでしょう。